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結婚、特に出産してから出来なくなってた事

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カルチャー全般はことごとく足が遠退いていた。
でも娘が3歳になって、これから少しづつ解禁となる日が近づいてきた!!

彼女のアートデビューはゴッホ。九州国立博物館で2月13日まで開催されている。

行きの車の中で、絵を見に行くんだよ。好きな絵を一つ見つけて終わったら言いあっこしようね!
ゴッホさんはこんな人だよ。と説明しながら、今日見る事ができる絵の写真を見せておいた。


さて。初の美術鑑賞どんな反応をしめすのか!



一枚一枚を駆け足で見て行く娘(苦笑)。

予想通り、ゆっくり鑑賞なんてできなかったが



「うわあ!きれ~! ほんものだ!」と言う


これがホンモノなんて言ってないのに。


ゴッホの自画像には

「ママ!ママ!ごっほしゃんが おったよ!」と叫び周りから笑いがおきた(苦笑)。お騒がせしました(汗)なんだかあなたと見るとゴッホが身近に感じられるね。


今回のゴッホ展示は時系列に並んでいながら影響を受けたモネや浮世絵なども同時に見られ贅沢だった。

数年ぶりに生の絵を見た私は駆け足だったけれど感動に震えた。

目の前の風景が生き生きと光とともに伝わってくる。色の使い方が素晴らしいのだ。青を際立たせるために黄色を影に潜ませたり、とにかく生で見なければ決して伝わらない感覚。

個人的には晩年が好きだ。
精神を病んでしまった(と言われている)時代の彼の絵は凄まじいほどの激情が一筆一筆にこもり、打ちのめされた。



終わって聞いた

「何の絵が一番好きだった?」

「べっどのえ! ごっほしゃんの おへやの え。しゅきだった。あとね、しろいおはな
もキレイだったね!」

なるほど。
ゴッホが一番幸せな時に書いた絵だった。晩年の絵は怖いと言った。
偶然か、それとも感覚で伝わるのだろうか。

「あれはねアルルの寝室って言う有名な絵だったんだよ」
「ごっほしゃんが ねてたの?」
「そうだよ」
「なにいろ の いえに すんでたの?」

「黄色の家に住んでたんだよ。アルルって町に住んでたんだよ」

つづく