虫が 大の苦手。


だから 生まれたのが女子で良かった。

だって 男の子みたいに 虫 虫 虫 にならないでしょ??






思っていたら。



昨日、仕事から帰ると 滑るみたいに玄関に走ってきた 娘。


えらく 興奮して


「ママ!
ママ! あのね! あのね!にわ にね! ちゅちの なかにね! だんごむしが おったっちゃん! してからね! まおちゃん つかまえてからねっ てに のせたと!!!」





だんご むしーー!?

聞いただけで ゾワゾワしたけど 冷静に

「良かったね~~!」



「まま さわる?」
「さわらん」



「みる?」


…み…る……???



「見なくて いいよ」


「みせちゃーー♪♪♪」


あぁ 悪い予感がする


部屋の奥に走って行ったヤツは また大きい何かを重たそうに エッチラオッチラ 運んできた……って



鍋やん!

それ
私の鍋やん!

鍋に コロコロと怪しい生き物……


(んどりゃあ~怒

なにを鍋に 入れとんのじゃー~!!!)


「だって ふた ないと にげるやん♪ みてみて~♪かわいかろーん!」
(かわいくないっ)


「てに のせてみ あし が ひゃっぽん あるから さわさわ~って こちょまいよん」

(さわさわ~じゃなくて ゾワゾワ~だ)


「乗せなくて いい とにかく 庭に 返しておいで」

「いやだー まおちゃん かうもん! おうちで かうんだもーん」


「マオ。 ダンゴ虫はね 外が家なの。 マオは外で暮らせないでしょ? それと同じで ダンゴ虫は 家で暮らせないの」


「なんで?」

「ダンゴ虫は 土とか 葉っぱとか雨水がご飯で ベッドなの 何もない鍋の中だと 死んじゃうよ」



「わかったー!!!じゃさ なべの なかに つち とか いれてあげたらいいやん ないすあいであー」

止める暇なく 庭に走って ザックリ 鍋に土が………



「マオ。 ダンゴ虫に鍋は狭すぎるよ あなたが トイレで1日中 過ごしたら窮屈でしょ それとおんなじ ダンゴ虫さんも ひろーい 庭が気持ちいいんだよ」


「いやだー かーいーたーいー」

そんなやり取りが数分続き 根気負けした私は


「分かった じゃあ 今日 1日だけね 明日になったら ちゃんと 庭に戻す事 分かった?」


「わかった!! まま ありがとー!だいしゅき★」


以外と単純やな。

「まま~! まおちゃん だんごむしさんに おなまえ つけたとよ」

「何?」






「みりん」




…みりんね~~。
日本中 探しても 調味料の名前付けられた ダンゴ虫は おらんと思うよ。



昔からだけど このヒトの作詞とかネーミング能力には 敗北感すら覚えます

絶対に 私の頭にはないもの。




みりん ちゃん(くん?)
今日 1日 よろしくね