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友人Kは 私と同じテレビのヒトだったが 芸術家と結婚し 生活が激変した。

1年の半分は糸島で暮らし 秋からは1日で6メートルも雪が積もる北海道の山で生活している。

家族全員が移動しているので 5歳と1歳の子供達は保育園にも幼稚園にも入っていない。




この夏 彼女の家に遊びに行った。
なんというか 私達親子がものすごく街っ子に思えた。
対した都会に住んでいるわけでもないのに。


5歳のボダイ君は 基本的は丸裸。もちろん靴下もパンツも履いていない。

チョコレートみたいに日焼けしている
同じ年齢の子供とあまり接していないし 幼稚園などの規律の中に入っていないので 明らかに私が接してきた子供と違うのだ。


確かにマオと比べたら言葉のコミュニケーションでは遅れている気がする。
やってはいけない や 我慢する のブレーキが緩い気もする。



でもね


なんというか 感覚が研ぎ澄まされている
自然に近いというのかな。

サバイバルで生き抜く 本物の生命力がみなぎっているの。



きっとボダイ君も 普通の(って何が普通かわからないけど) 一般的に 幼稚園に通うような生活をしてたら 絶対こんな感じじゃなかっただろうな と思う。




環境が 人を形成していくのだな と 改めて思った。
どちらが良いとか悪いのではなく。


親が 子供に どんな風に育って行って欲しいのか。(もちろんその中で子供が自分で選択し大人になっていくのだけれど) 自分で決める事ができない年齢でしかも重要な幼少時代


しっかりとしたビジョンをもって 環境を整えていきたい。




それにしても子供達は素晴らしい。
あっという間に 仲良しになって マオも裸足で庭を駆け巡り スイカ割りをして 種を飛ばしまくって
ワイルドな1日を非常に楽しんでいた。



私が彼女に望む一つは
この子供時代の柔軟性を忘れないでいて欲しいって事。

どんな環境におかれても
どんな思想の人や 国や文化に触れても 柔軟に対応しながらも、ブレナイ自分を持つ人であって欲しい。
どんな人でも批判しない人間になって欲しい。

その為には やはり 様々な経験をさせてあげたいなと思うのです。




スイカの種を飛ばしながらそんな事を考えた夏の1日。