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娘は幼稚園にバスで通っているのですが、この1年半、同じバス停から乗車するのはマオ含め 2人だけでした。
Sちゃんは マオより半年お姉ちゃんなんだけど、マオの方がかなり威張ってて。
でも優しい妹気質のSちゃんは いつも「まおちゃん まおちゃん」と 付いてきてました。


今月1日から 新しいお友達が仲間に加わりました。
年少さんの女の子。明るくて人懐こくて まるで前から同じバス停だったかなと感じるくらいに 初日から溶け込んでました。


始めの2~3日は
よろこんで お手紙を書いたりしていたマオ。

なのに 急に バス停に集まっても 私の後ろに隠れて離れなかったり
一人 プイとしていたり
輪に入らずポツンとし始めたのです。


すぐに 理由がわかりました。


ああ 朝の環境が変わって、戸惑っているんだなと。
「まおちゃんまおちゃん」といつも 引っ付いてきてくれた Sちゃんが 新しいお友達と 仲良く遊んでる。
それが
イヤなんだろうなと


きっと男の子にはない女性独特の 感情。


友達をとられた みたいな気持ちになってるんだろうな。





「ほら 二人の所に行かんね!」と無理矢理促したって 逆効果かなと感じたので 見守る事にしました。

私にまとわりついている彼女を 受け止め、でも私は2人の子供やママには いつも通り 明るく接しました。



感情が上手くコントロールできなくて バス停に着いた途端 機嫌が悪く 泣き出したり。
帰りも バイバイを言えずにそっぽを向いたり



その態度の悪さは叱らない事にしました。
私達二人になったらすぐに いつも彼女に戻っていたのでそれに合わせ、 朝は

「今日も みんな マオを 待ってるよ~! Sちゃんも Yちゃんも マオの事がだーいすきだから! ママも新しい ママ友達できたし マオも新しいお友達出来たしハッピー!」とだけ 毎日伝えてました。




6日目


まるで 何事も無かったかのように いつもの元気印のマオに戻って 私の手を離し 2人の元へ走っていった。




何かを吹っ切れた瞬間でした。



正直 元気のない娘を毎日見るのは辛かった。
今日の笑顔をみて 思わず



涙が込み上げてしまいました。

小さな心で
自分でもわからない
感情に耐えて
でも幼稚園に行きたくないとは
言わなかった。
必死に向き合って
自分で折り合いをつけた。

まだ上手く話せないので、本当の気持ちを私に伝える事が出来ず もどかしかっただろうな。


大人からすれば
小さい事かもしれないけれど
子供からすれば
重大な事。



困った事があった時は 相手の立場になって考えてみる。

これは子育てにも言えることなんじゃないかな

大人の物差しじゃなく
子供の物差しに持ち直して測ってみる。 心や気持ちや行動を





よくがんばったね


バスから手をふる娘に向かって 呟きました。